現場体験重視で「提案型SE」を育成する
現場体験重視で「提案型SE」を育成する
取締役流通システム事業部 事業部長
橘高 敏夫
70社超の導入実績と
高い評価
流通システム事業部は、自社の販売管理パッケージシステム「FLUSH」を、酒類卸・業務用酒販店などの「酒類流通業」をターゲットに、自社のみで独自に展開しています。「FLUSH」とは、中間流通業における「商流」と「物流」を一元管理する基幹系のシステムで、経営上、最も重要なシステムです。特に「採算管理」においては、リベートを加味した高精度の得意先単品別の粗利益管理を実装しており、その領域では非常に高い評価をいただいている商品。この「FLUSH」の提案から導入、稼働後の運用・保守までを一気通貫で手掛けるのが我々の事業部になります。
当面の目標は、酒類流通業界において、唯一無二のパッケージシステムベンダーとなり、SIerとしての地位を確立することです。現在のところ顧客は77社ですが、まずは100社達成を目指して新たなシステム機能を企画・開発しながら日々努力をしています。
責任があるぶん
達成感も大きい
我々は、自社独自でビジネスを展開し、エンドユーザーと直に取引をしているので、他社(他ITベンダー)の介入はありません。したがって、誰かに指図されることなく、自らの考えや意思と行動力でいくらでも道が開けるという点は、やりがいに繋がるはずです。その反面、出た結果に対して言い逃れはできませんし責任を負うことになるので大きなプレッシャーもありますが、成果が実を結んだときの達成感は取り分け大きく、充実感や成長が感じられるのは我々の業務の魅力だと思っています。
一般的に基幹システムの導入には、多大なリスクが伴いますが、我々は最大の武器である「業務知識」と「77社の導入実績で培った経験」をフルに活用し、円滑にシステムを稼働させることができます。その結果、ノントラブルで基幹システムのリプレースと業務効率化を実現し、顧客から高い評価を得たときには、何物にも代えがたい大きな喜びを感じることができるのです。
目標設定
と人材育成
マネジメントで心掛けているのは目標設定と人材育成です。目標は、酒類流通業界においてオンリーワンのパッケージシステムベンダーになることで、そのためには業界特有の「業務知識」を有したSEをより多く育成し、顧客のニーズの本質を的確に捉えた高次元の提案と共に、業務効率化、収益増加に資するシステムを提供することで、業界内での評価を高めていくことが必要と考えます。
そこで課題となるのが「業務知識」の習得ですが、座学のみでは限界があるので、現場での実体験や顧客のリアルな声を聴くことが非常に重要な要素となります。だからこそ、早い段階から若手を先輩社員に同行させ、多くのシステム導入を体験させることを常に心掛けていますね。一度成功体験を得られれば、その後もそれを軸に成長できますし、必ず一皮剥けるはず。そのための機会を多く作ってあげたいなと思います。
スキルは働くなかで
必ず身に付く
求めているのは、プログラミングやシステム構築の技術だけでなく、業務改善提案などコンサルティングの分野にも興味がある方。また顧客とのコミュニケーションが苦にならないことや、主体性があり明るいことも業務に役立つと思います。ここ数年、入社される方は礼儀正しく大人しい方が多く、破天荒な方はほとんどいません。礼儀正しいことはとても大切ですが、一方で自分をしっかり出して積極的に動くことも重要になるので、ぜひ殻を破って活躍していただきたいですし、そのきっかけづくりは我々の役目だと思っています。
IT経験・知識が一切なくても全く問題はありません。実際、未経験スタートの社員が3名在籍して頑張ってくれているので、スキルは働くなかで身に付くと思っていただければ大丈夫。IT業界では、「提案型SE」が圧倒的に不足しているので、ぜひこの機会にチャレンジしていただければと思います。
流通システム事業部
事業部長 取締役
1999年入社
橘高 敏夫
趣味はバイクとサーフィン。また現在チャレンジしているのは、バイクを使ったモータースポーツ「モトジムカーナ」。コース上の障害物を通過する時間を競うもので、テクニックが要求される。座右の銘は「行動しなければ何も始まらない」。