コンピュータ・ハイテック株式会社にはさまざまな事業部があり、それぞれに成果を出していますし、当然ながら課題もあります。ただ、そのなかでも会社として今、特に注力している事業が病院向けシステム。循環器科のカテーテル診断画像レポートシステムの開発・販売事業は、まだスタートから5年ほどの新しい事業ということもあり、拡大に力を入れています。これからますます高齢化社会が加速していく中、循環器科の患者様も増加傾向にあり、それに伴って我々が扱うシステムの需要も高まることが予想されます。

循環器科の診断画像レポートシステムは、まさに今の社会のニーズに応えるもの。こういった社会情勢やニーズに合わせ、柔軟に新しいシステムを創出できることはCHTの大きな強みです。まず、当社にはベースとなる高い技術力がある。40年という長い歴史で培った業界知識と技術力を持っているからこそ、社会の状況変化に応じたあらゆるシステムを提案・開発することができるのです。

中途採用の方は別ですが、新卒入社の方にスキルを求めることは一切ありません。CHTは実際の現場でスキルを教えていく「OJT」という形が多いのですが、現在も未経験で入社された方がたくさん活躍しているので安心していただきたいですね。

CHTの大きな特長として、“持ち帰り型のシステム開発”という点があります。多くのシステム会社は、社員を客先に常駐させるスタイルを取っていますが、我々は社内で開発させていただいているので、社員がいつも同じ場所で働けますし、先輩社員と後輩社員の距離が近い。だからこそ先輩社員はきめ細かく後輩をサポートすることができますし、後輩社員はわからないことがあったらすぐに先輩に聞くことができます。このスタイルが我が社のデフォルトとなっていますから、より早く高いレベルまで技術を高めることができるのです。

当面の目標は、売上高を2倍にすること。向こう5年で今の売上を倍増させることを目指しています。そのためには、時流に即したオリジナルパッケージ商品を複数確立していくというのは必要不可欠。そして、それをいち早く販売に乗せて行く、というのがポイントになるでしょう。これまで築いてきた経験や、お客様からあがってくる要望の分析、また社会情勢の観察から、よりニーズが高く高品質な商品を出していくことに注力することが大切になってきますね。この売上倍増化計画を成功させるためには、チームの増員は不可欠であると考えています。今までより社員を増やし、企業規模を拡大することでより強固なチームを作っていきたいですね。

私がたくさんのスタッフを扱ううえで大切にしていることは、月並みかもしれませんが“社員同士の親睦を図る”ことです。社内イベントも重視していて、例えば月1回の部門ごとの懇親会もその一貫。先日はクルーズディナーを開催しましたし、社員旅行を実施することもあります。希望者を募って開催する年4回のゴルフコンペは、もうツアーのようです。こういった特別なイベントでなくても、日常的に社内に目を配り、社員と少し会話する、といった小さなコミュニケーションも大切にしています。

「近年、システム会社の主流は社員を客先に常駐させるスタイル。しかし我々は社内で開発する体制を貫いているので、落ち着いて作業に取り組めますし、なにより効率的かつ早いスピードで成長できます！」（田口）